過ぎたるは猶及ばざるが如し、が浮かんだ
2005年3月19日 他愛もないさて、今日は私の日記色とはまったく合わないようなものを取り上げましょうか。
それは人権擁護法案というものです。
最近ようやく騒がれ始めてますが、近いうちこのような法案が可決されようとしています。しかし、実際のところほとんどの人がこれをあまり知らずにいるというのが現状ではないでしょうか。
そこで今日は、及ばずながら私が理解できている範囲内で説明したいと思います。かなりの乱文、駄文になってしまいそうですがこの法案の全容を知ってもらえるだけでも成功だと思って書きますので、どうぞお付き合いください。
ちなみに、結論から言えば私は反対派です。当然これから展開する文章も見ていただいた方を反対派へと促す内容となりますので、もしもここを見ている方でコテコテの賛成派の方がおりましたら、この記事は読み飛ばしたほうが精神衛生上良いかと思われます。
まず、この法案は一体どんな影響力があるのかを説明します。
分かりやすくまとめれば、人権擁護委員会と呼ばれる委員会が差別だと判断できるものに対し罰を与え人権を守るというものです。
詳しく書くと、人権の侵害、またはその可能性のある言動や行動、物に対して調査する権限を持っています。そして疑いのあるものについては、出頭を求める、証拠品などを提出させる、現場への立ち入り捜索などを行うことが出来るのです。
また、これらの要請を拒否した場合には罰を与えることも可能です。
ここだけを見れば、反対派が出るほどの暴挙が行われるようには見えませんね。しかし問題は山のようにあります。
問題の一つとして、これほどの大きな権力を持つ機関ができるのにもかかわらず、それを監視、抑制する機関や法などが存在しないことです。
つまりは人権擁護委員会の独壇場で全ては決定されるということ。これは非常に忌々しき状態だと思います。一つの大きな力が何の鎖にも繋がれずにのさばるのは、何時の時代、環境、社会でも良い結果を生まず荒廃させていくだけではないでしょうか?
例えば、A氏があるものに対しどれだけ正当、妥当な評価や批判を行ったとしても、それを委員会が差別だと判断すれば誰が何と言おうと罰せられてしまうわけです。
更に極端な例を使ってみれば、おおよそ関係の無い人間にまで被害が及ぶ可能性も無いとは言い切れません。
また委員会を組織する人物の構成も必要な能力や規制などが無く、大きく言ってしまえば誰もが一員となることが出来るのです。人に罰を下すような立場へ立つ者がこのような選抜方法でいいのでしょうか?
じゃあ、そもそもこんな無茶苦茶な法律なんて認められないでしょ?と思うのが普通ですね。実際私も最近まではそう思っていました。
ですが、可決されるかどうかは私たち国民の意思が反映されるのではなく党の人間が決めることなので、可決されてしまう可能性は高いのです。
こんな重大な出来事にもかかわらず、マスコミ等がまったく話題として取り上げないのには訳があります。
今回の法案にはマスコミへの規制は今のところありません。よって、一番最初の標的にされるのが膨大な情報量が飛び交っているインターネットになるわけです。インターネットが規制されるようになれば、私達は情報源の主な確保としてマスコミの力を借りなければいけなくなります。そうなれば、必然的にテレビなどを見る機会も増えるわけですからマスコミにとっては黙っていたほうがおいしいというわけです。
こんなことでは、マスコミは自分達の利益のことしか考えていないのかと思われてもしょうがないデスネ。
また、この法案は私がこのページを維持するために必要不可欠なゲームやマンガなどにも影響を及ぼします。これらに人権侵害だと思われるような要素が含まれていれば、流通を差し止めることだってできてしまうかもしれないのです。そうなれば、今後過激な演出やストーリー、グロテスク、微々の暴力表現さえも問題外。本当に当たり障りの無い味気ないものしか存在を許されない、ということになってしまうこともあるということです。
じゃあ実際可決されて問題があると判断できたら行動を起こせばいいじゃないか、となるかもしれませんがそう簡単にはいきません。可決されてしまうと、それを廃案にまでもっていくには相当の時間を要してしまうようです。大体ここまで問題が浮き彫りになるような法を認めようとしていること自体間違っております。不良品だと分かっていて公の場に出すのは愚か者のすることです。
ここまで長々と語らせてもらいましたが、最後に一つ。私は人権を守るというその姿勢には大いに賛成です。この法案の理想とも言える形だけを見れば、とても素晴らしいです。ですが、その人権を守る規制のあり方に問題がありすぎると思います。人の人生を左右してしまうほどの恐れがある力を、穴ぼこだらけのまま存在させてしまうのは危険であると私は判断しています。
今回の問題点をまとめているものを転載させてもらいます。
●正当な批判さえ差別取られる可能性がある
●テレビやマスコミでほとんど取り上げられてないため、国民のほとんどが知らない
●差別の基準があいまい、(人権擁護委員会が好き勝手できてしまう)
●わざわざ新しい権力機関を作ること(新たな権力機関なんて必要ないだろう)
●人権委員会の行動を監視、抑制する機関が存在しない
●インターネットを潰す事によるマスコミの情報操作能力の向上。よってマスコミの曲解報道に一切対抗できなくなる (マスコミの情報規制ができるので議員の汚職及び犯罪隠蔽が容易になる
●表現を厳しく取り締まることによる、アニメ、漫画、ゲーム、小説、映画、テレビ、お笑い、音楽、ドラマの衰退(当たり障りのないものしか作れなくなる)
●特定の人権を過剰に守るという事はそれ以外の人権を踏み躙る事に繋がります。
今回の記事を作るのに参考、及び転載させていただいたサイトはこちらです。
http://blog.livedoor.jp/monster_00/archives/cat_847822.html
もしも私の記事を読んで少しでも関心をもたれましたら、是非こちらのサイトも閲覧していただきたいと思います。
さて、ここまで私の駄文を読んでいただきありがとうございました。もう少し私に実力があれば、もっと分かりやすく且興味を持てるような文章が作れたはずなのですが、今の私のスペックではこれが限界でした。
これからは本来の目的でここに来ている方が楽しんでもらえるようなネタを作っていきたいと思います。これからもよろしくお願いいたしますね。
それは人権擁護法案というものです。
最近ようやく騒がれ始めてますが、近いうちこのような法案が可決されようとしています。しかし、実際のところほとんどの人がこれをあまり知らずにいるというのが現状ではないでしょうか。
そこで今日は、及ばずながら私が理解できている範囲内で説明したいと思います。かなりの乱文、駄文になってしまいそうですがこの法案の全容を知ってもらえるだけでも成功だと思って書きますので、どうぞお付き合いください。
ちなみに、結論から言えば私は反対派です。当然これから展開する文章も見ていただいた方を反対派へと促す内容となりますので、もしもここを見ている方でコテコテの賛成派の方がおりましたら、この記事は読み飛ばしたほうが精神衛生上良いかと思われます。
まず、この法案は一体どんな影響力があるのかを説明します。
分かりやすくまとめれば、人権擁護委員会と呼ばれる委員会が差別だと判断できるものに対し罰を与え人権を守るというものです。
詳しく書くと、人権の侵害、またはその可能性のある言動や行動、物に対して調査する権限を持っています。そして疑いのあるものについては、出頭を求める、証拠品などを提出させる、現場への立ち入り捜索などを行うことが出来るのです。
また、これらの要請を拒否した場合には罰を与えることも可能です。
ここだけを見れば、反対派が出るほどの暴挙が行われるようには見えませんね。しかし問題は山のようにあります。
問題の一つとして、これほどの大きな権力を持つ機関ができるのにもかかわらず、それを監視、抑制する機関や法などが存在しないことです。
つまりは人権擁護委員会の独壇場で全ては決定されるということ。これは非常に忌々しき状態だと思います。一つの大きな力が何の鎖にも繋がれずにのさばるのは、何時の時代、環境、社会でも良い結果を生まず荒廃させていくだけではないでしょうか?
例えば、A氏があるものに対しどれだけ正当、妥当な評価や批判を行ったとしても、それを委員会が差別だと判断すれば誰が何と言おうと罰せられてしまうわけです。
更に極端な例を使ってみれば、おおよそ関係の無い人間にまで被害が及ぶ可能性も無いとは言い切れません。
また委員会を組織する人物の構成も必要な能力や規制などが無く、大きく言ってしまえば誰もが一員となることが出来るのです。人に罰を下すような立場へ立つ者がこのような選抜方法でいいのでしょうか?
じゃあ、そもそもこんな無茶苦茶な法律なんて認められないでしょ?と思うのが普通ですね。実際私も最近まではそう思っていました。
ですが、可決されるかどうかは私たち国民の意思が反映されるのではなく党の人間が決めることなので、可決されてしまう可能性は高いのです。
こんな重大な出来事にもかかわらず、マスコミ等がまったく話題として取り上げないのには訳があります。
今回の法案にはマスコミへの規制は今のところありません。よって、一番最初の標的にされるのが膨大な情報量が飛び交っているインターネットになるわけです。インターネットが規制されるようになれば、私達は情報源の主な確保としてマスコミの力を借りなければいけなくなります。そうなれば、必然的にテレビなどを見る機会も増えるわけですからマスコミにとっては黙っていたほうがおいしいというわけです。
こんなことでは、マスコミは自分達の利益のことしか考えていないのかと思われてもしょうがないデスネ。
また、この法案は私がこのページを維持するために必要不可欠なゲームやマンガなどにも影響を及ぼします。これらに人権侵害だと思われるような要素が含まれていれば、流通を差し止めることだってできてしまうかもしれないのです。そうなれば、今後過激な演出やストーリー、グロテスク、微々の暴力表現さえも問題外。本当に当たり障りの無い味気ないものしか存在を許されない、ということになってしまうこともあるということです。
じゃあ実際可決されて問題があると判断できたら行動を起こせばいいじゃないか、となるかもしれませんがそう簡単にはいきません。可決されてしまうと、それを廃案にまでもっていくには相当の時間を要してしまうようです。大体ここまで問題が浮き彫りになるような法を認めようとしていること自体間違っております。不良品だと分かっていて公の場に出すのは愚か者のすることです。
ここまで長々と語らせてもらいましたが、最後に一つ。私は人権を守るというその姿勢には大いに賛成です。この法案の理想とも言える形だけを見れば、とても素晴らしいです。ですが、その人権を守る規制のあり方に問題がありすぎると思います。人の人生を左右してしまうほどの恐れがある力を、穴ぼこだらけのまま存在させてしまうのは危険であると私は判断しています。
今回の問題点をまとめているものを転載させてもらいます。
●正当な批判さえ差別取られる可能性がある
●テレビやマスコミでほとんど取り上げられてないため、国民のほとんどが知らない
●差別の基準があいまい、(人権擁護委員会が好き勝手できてしまう)
●わざわざ新しい権力機関を作ること(新たな権力機関なんて必要ないだろう)
●人権委員会の行動を監視、抑制する機関が存在しない
●インターネットを潰す事によるマスコミの情報操作能力の向上。よってマスコミの曲解報道に一切対抗できなくなる (マスコミの情報規制ができるので議員の汚職及び犯罪隠蔽が容易になる
●表現を厳しく取り締まることによる、アニメ、漫画、ゲーム、小説、映画、テレビ、お笑い、音楽、ドラマの衰退(当たり障りのないものしか作れなくなる)
●特定の人権を過剰に守るという事はそれ以外の人権を踏み躙る事に繋がります。
今回の記事を作るのに参考、及び転載させていただいたサイトはこちらです。
http://blog.livedoor.jp/monster_00/archives/cat_847822.html
もしも私の記事を読んで少しでも関心をもたれましたら、是非こちらのサイトも閲覧していただきたいと思います。
さて、ここまで私の駄文を読んでいただきありがとうございました。もう少し私に実力があれば、もっと分かりやすく且興味を持てるような文章が作れたはずなのですが、今の私のスペックではこれが限界でした。
これからは本来の目的でここに来ている方が楽しんでもらえるようなネタを作っていきたいと思います。これからもよろしくお願いいたしますね。
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