とうとう7人の魂を開放できるかと思われたが、後一歩というところで蹴散らされてしまったお嬢ご一行。
多少の苦戦は予想していたとはいえ、この程度では攻略させてくれないのね。さすが親玉、クライマックスにふさわしい難易度ではないか。

しかし、これくらいのことは覚悟の上である。世界を救おうとしている人間はそう簡単には諦めないのですよ!

それからもお嬢と棺桶部隊の必死な抵抗は激しさを増す一方、ラプソーンもそれに負けじと容赦ない攻撃を繰り返してくる。
まさにこれは近年稀に見ぬ壮絶な死闘となっているのです。

以前は世界樹の葉が切れてしまったら、即座に諦めていたお嬢たちも今では必死になって復活の杖に祈りを込めている、そんなくじけぬ心を持つようになっていた。

しかし、ここで一つミスがあった。本来このレベルであれば、お嬢はザオリクを使えるはずなのだ。ところが私の漢ならおいろけを100にしないわけがないな、という訳の分からない野望の為スキルポイントが足りなかったのである。
おかげでお嬢も復活の杖を掲げなければいけなくなってしまう、というアクシデントに見舞われてしまった。

だが、そんな逆境も今のお嬢には底力へと変換されているのさ。劣勢になればなるほど燃える私の性格も絡み合って、今まで見せたことのない勢いでラプソーンへと挑んでいく。


そして、来るべき1○○回目。正直燃え上がりすぎて途中から記録をとるのを忘れていたが問題ないな。

何度も体制を崩されそうになりながらも、相手の忌まわしい笑いのおかげで危なげなく乗り切ることが出来た。
ヤンガスが最後に祈りを捧げたところで、とうとう7人目の賢者の力を得ることに成功!やったぜ!

賢者達の力によりラプソーンの結界を剥がすことができた。今までの私であれば、どうせならラプソーンも倒していけよケチ!なんて暴言を吐いていたかもしれないが、今は違う。
もはや私の野望は、お嬢自身で倒してもらうことのみを望んでいるのさ!


ここからが事実上の決戦である。まずはラプソーンの力がどれほどなのか何度か受けて検証してみることにした。

その結果、神の怒りと念じボールが最大のダメージ源であると判断。神の怒りは最大限耐性をつけても150オーバー、念じボールにいたっては相変わらずの防御貫通である。お嬢の半分近くのHPを一気に持っていかれるので、念じボールが今回のお嬢の命運を分けそうだ。

次に攻撃手段だが、これはもちろんマダンテである。幸いラプソーンには耐性がないようでしっかりと効いてくれる。これならば50マダンテとノーマルマダンテを放てばお嬢の勝利となりそうだ。つまりエルフの薬は1個で十分だね。

最後に装備。これはもちろんドラゴンローブとメタキン盾で決まり。ラプソーンの攻撃には軽減できるものは多いけど回避できるものは皆無だからね。

これで準備は整った。この世界の救世主としてここまで育ったお嬢を、後はレティスの所へ向かわせるだけ。
ラプソーンまではレティスに乗せていってもらうので、早速決戦に行くと伝えると何とあろうことか棺桶部隊までも生き返らせてくれたではないか!
こ、このやろう!一体どこまで迷惑かければ気が済むんだ!

と思ったが、これはさほど大きな問題にはならずに済みました。何せ最初の攻撃で棺桶部隊はいつも全滅してくれましたからね。弱いって罪だ。

かくしてお嬢とラプソーンの最終決戦の火蓋が切って落とされた。

お嬢がしなければいけないことは単純明快である。テンションを高めマダンテをぶつけるだけなのだから。もちろんラプソーンがそれを黙ってみているわけでもなく、激しい攻撃を仕掛けてくる。
念じボール、吹雪、たたきつけ、神の怒り、波動、強制睡眠とどれを受けても死に直結してしまいそうな攻撃ばかり。

ふむ、さすが親玉だ。今までは比べ物にならない技のレパートリーである。ラプソーンを見ると、ドルマゲスなんてものは如何に小物だったかということが分かってしまうね。

しかし今のお嬢とて、とてつもない勢いで成長しているのだ。暗黒神すらも凌駕できるその力を持って、悪の親玉に引導を渡そうではないか。


と、意気込んではみたもののやはり今までとは格が違う。
何よりもたたきつけ→波動のローテーションがあまりにも多すぎて一向に進展しないのだ。
たたきつけ自体はまったく大してことは無い。ダメージも100前後で落ち着くので、むしろラッキー攻撃なのだがその後に必ずといっていいほど波動が飛んできてしまう。

ためてはリセットされ、ためてはリセットされと延々とループループ。大抵はこの繰り返しで敗北しちゃうんだよね〜。

たまにたたきつけをしてこないと思っても、今度は念じボールを投げてきてためるチャンスをまったく与えてくれない。これでは八方塞ではないか!

しかしそんな中にも、もちろん運絡みとはいえ勝算はある。
それはラプソーンが激しい炎を吐いてきた時が合図。激しい炎を吐いてくるローテーションというのは、全てランダムで行っているのだ。つまりうまいこと炎→神の怒りが連続していけばためるチャンスが生まれるのである。

かなり無謀な挑戦にも見えるが、そのパターンで炎を吐いてくれる確率はかなり高いのだ。だからこそ、私も勝てると踏んでいる。

攻撃も防御も全ては揃っている。後お嬢に必要なものは唯一つ、幸運の女神だけだ。それさえ揃えば…。





全てに決着をつけるのはお嬢しかいない。

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