夢中


この夢中って言葉、いいとおもわな〜い?
私はこの夢中という言葉が大好きです。嘘じゃなくて。だって夢中になれるってことは素晴らしいことのはず。一つのことに集中することによって、普段では得られないほどの成果や効率を生み出す源となるのですよ。だから今日はみなさんに夢中の素晴らしさを教えといていこうじゃないか!

まずは…そうだな。こんな文はどうだろう。


彼は今、朝食に夢中だ。


ふむ、素晴らしい光景だね。一日の始まりでもあり、ガソリンでもある朝食に全神経を使っているのだ。人にとってものすごく大事な朝ごはんに夢中になってしまうのは、これつまり人間の本能であろう。


彼は今、歯磨きに夢中だ。


これも素晴らしいね。夢中になって磨くことにより、歯垢や汚れなどを取り逃がすことなく歯磨きを終える事が出来る。まさに夢中様様というわけじゃないか。


彼は今、夢中に夢中だ。


おぉ、かなり深い文章だね。まさに日本語を120%使いこなせる者にしか表現できない文章であろう。
意味を考えてみるとだな…夢中に夢中をかけてるんだから…つまり…、夢中なことに夢中なわけだ…。だから…夢中の夢中?夢中に見えて実は夢中?夢中の中にある夢中?
…何かよくわからないけど、とにかくすごいポテンシャルを秘めているのは否定できないね。まったくもって素晴らしい。



彼は今、オチを考えるのに夢中だ。



なるほど、これも素晴らしい文章だ。まさにネタを書き続ける人間にとっては、常にこうありたいという願望の象徴であろう。今まで積み重ねてきたネタという爆弾に火をつけるのがオチだ。だからこそ、人は夢中になってオチを考えるのである。

人間って素晴らしいね!






あれ?ひょっとしてオチてない?

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